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【久々に憤る】・・・日本大学及び日大アメフト部の前監督・コーチ・関係者の常識は世間の非常識か

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(画像出典元はこちら)

久しぶりに本気で憤っています。やはり、書かずにはいられません。

永田町・霞ヶ関のさまざまな出来事については、呆れる・情けない・怒る気にもなれない、という感情でした。

しかし、昨日の加害者選手の勇気ある実名・顔出し謝罪会見を見て、そして、その後に日本大学広報部が出したコメントを見て、身体の芯からの憤りを禁じ得ませんでした。

加害者選手個人の謝罪会見

会見及び質疑応答内容は、こちらの記事の通り。

謝罪会見にあたり、選手本人の実名を公表し、顔をテレビカメラの前に晒しました。会見冒頭、代理人弁護士から「顔を出さない謝罪はないだろうと。顔を出さなくて何が謝罪だということを考え、あえて撮影を受けることにした。」という説明がありました。

どんな経緯であれ、悪質なラフプレーをしたことは罪ですし、その罪は償わなければなりませんが、ついこの間まで未成年だった青年が、批判の矢面に立つ覚悟で実名を公表し、顔をテレビカメラの前に晒して謝罪を行った勇気には感服しました。

ネット上には、匿名性を悪用して誹謗中傷・罵詈雑言を書き散らかすバカ者が多くいます。言ってみれば、自分は塀の内側に位置して (身の安全を確保して) 、塀の内側から石を投げているような輩に、日大選手の爪の垢でも煎じて飲ませたいほどです。

そういった輩は、この日大選手に対してもネット上で言いたい放題なのでしょう。そんな連中には、自分の本名と顔を公表してから物を言え、と言いたいです。

話が脱線しましたが、日大選手の会見は謝罪に始まり、悪質なラフプレーに至る一連の出来事が冷静に感情的にならず淡々と述べられました。そして、今後については、アメフトをプレーする権利は自分にはなく、するつもりもないとの心情が吐露されました。

実績もあり、大学日本代表にまで選出された選手が、監督・コーチの指示・プレッシャーによりラフプレーをせざるを得なくなるまで追い詰められたことは明白です。

それにしても、奇異に感じ違和感を持ったのは、20歳の若者が1人で (代理人弁護士は同席したものの) 壇上に座り、長時間対応し続けたことです。

常識的に考えれば、監督・コーチ・大学関係者などが同席の上、共に頭を下げ、選手を守ろうとするのではないでしょうか。

この疑問は、この謝罪会見の後、発表された日本大学広報部のコメントにより、一部解明された気がします。

日本大学広報部のコメント

日本大学広報部のコメント内容は、こちらの記事の通り。

選手本人が行った謝罪会見について「厳しい状況にありながら、あえて会見を行われた気持ちを察するに、心痛む思いです。本学といたしまして、大変申し訳なく思います。」と、まるで他人事のようで冷たさすら感じます。

申し訳なく思うのなら、これまでに何か対応のしようがあったのではないでしょうか。

更にコメントは、信じられないような文章が続きます。

「 (選手個人の謝罪会見の中で) 監督が違反プレーを指示したという発言はなかった。」

「コーチは確かに1プレー目にQBをつぶせ、と言ったが、これは最初のプレーから思いきって当たれ、という意味。」

「(その指示が選手の) 誤解を招いたとすれば、言葉足らずであったと心苦しく思います。」

要約すれば、監督は何も指示していない、コーチは指示しているが、選手がそれを誤解して違反ブレーをした、ということでしょう。

結局は、監督・コーチに責はなく、誤解して違反ブレーをした選手が悪い、と結論付けているのです。

このような信じられないコメントに対して、今朝の各局報道は揃って批判的です。それはそうでしょう。

選手が誤解して1プレー目で相手QBに対する違反プレーをしたのなら、即座に注意したり選手交代させたりしたはずです。それを放置したまま、第二、第三のラフプレーを許し、退場させられた後も叱責したような様子は見られませんでした。

日本大学広報部のコメントではありますが、大学サイドとしては選手個人による違反プレーとして片付け、監督はその責任をとって辞任したことで幕引きを図るつもりなのでしょうか。

日本大学次期理事長候補でもある監督を守り、選手個人を守ることは放棄するのが日本大学の方針なのでしょうか。

最後に

日本大学は、とてつもないマンモス大学です。そして、アメフト部の前監督の内田正人氏は、単なる監督ではなく人事担当の常務理事など大学の役職についており、人事権と予算配分権を掌握する絶対的権力者と伝えられています。

いわば日大ムラ社会に君臨し、そのムラにおけるルールを司っていると言ってもいい人物です。こうした人物が存在する日大に自浄作用は期待できるのでしょうか。

こうした中で、5月21日には日大教職員組合が、大学当局による調査と人事の一新を求める声明文を学校側に提出しました。(こちらの記事参照)

大学側の立場を質したものとして注目されますが、果たしてどうなるでしょうか。

明日24日に予定されている、日本大学の関西学院大学への文書による回答内容に注目したいと思います。

・・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!

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(2018.5.23記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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